ホーム > 人を知る > 先輩紹介05

先輩紹介

千差万別の課題に挑み、論理化を実現する仕事。

専攻を活かすより、新たな分野への挑戦の魅力が勝った。専攻を活かすより、新たな分野への挑戦の魅力が勝った。

大学時代は物理学を専攻していましたが、専攻を活かすとなると研究機関への就職など限られた進路しかないこともあって、就職にあたっては新しい領域にチャレンジできる環境を求めていました。システムエンジニアをはじめ、いろいろな仕事の環境を調べてみましたがいまひとつ自分の希望にしっくり来ない思いを感じていました。
コダマコーポレーションは、大学の就職課の推薦でその存在を知りましたが、決して大企業と言える規模ではないものの、独自性の高い製品を取り扱っていることが私の興味をひきました。さらには、説明会で出会った社長のインパクトが大きく、ここでなら新しいことにどんどん挑戦できそうだと確信、入社を希望するに至りました。 入社後4ヶ月は、研修として当社取り扱い製品であるTOPsolidシリーズの操作方法を勉強し、それから現在に至るまで、ポストプロセッサの開発に携わり続けています。

「動きの論理化」に取り組む。毎回違う課題への挑戦。

「ポストプロセッサ」とは、CAMで作成した加工手順を、実際に加工を行う工作機械が理解できる言葉(NCコード)へ変換するプログラムです。 このNCコードによって、例えば装置の移動方向や加工方法について指定したものを、工作機械が再現することが可能になります。NCコードは工作機械の種類によって異なり、大きく分けて3系統くらいのものが存在します。機械によって再現できる動作とできない動作があるなど、知っておかなければならないこともたくさんあります。そのため、完成したポストプロセッサの納品の際には必ずお客様のもとを訪れ、実際に機械が想定どおりに動くかどうかを確認することが、自分の経験値を増やす上でも大事になります。
そうした難しさに加え、万が一ミスがあったりすると極めて高価な工作機械を壊してしまいかねないこともあるため、一定のプレッシャーは常にかかります。また、基本的に「できない」とは言わず、代替の方法を提案することが私の仕事。ですから、毎回と言っていい位新しいことへの挑戦ができる環境にあります。必ず成功させなければならないからこそ、分からないことは、素直にお客様に尋ねるスタンスも大切ですね。

複雑な課題を乗り越えて、お客様に驚きをもたらす。

当社の製品は、日本に数台しかいない複雑な工作機械にも対応しています。そんな、最先端の技術に触れられる環境は刺激があります。 また、同じ工作機械でも、お客様から頂く要望は千差万別。そして、日本を代表する大手メーカーとのお取引も多いですから、頂く要望のレベルもかなり高いものがあります。それだけに、そうした複雑に絡み合う要望や課題を乗り越え、ニーズを満たすものが開発できたときなどは、大きな喜びを感じます。またお客様から、「すごいね!」というような、お褒めの言葉を越えた「驚き」の言葉を頂くこともあります。そんなときには、自分たちの技術や製品に、誇りを感じることが出来ます。 現在のポストプロセッサ開発チームは若手社員が多く、ほぼ同じ立場と言って良い仲間と刺激しあいながら仕事をすることが出来ています。そうした環境で磨かれながら、将来は日本のものづくりに貢献できるような技術者になりたいですね。