高校時代からものづくりに興味があり、将来はメーカーに就職して人の役に立てるものを開発したいと漠然と感じていました。それがあって大学では電機電子工学を専攻しました。
大学2年頃から、開発ではなく、よりユーザーへ近い距離での仕事がしたいと思うようになりました。技術的な提案が出来る技術営業や、技術サポートなど、職域があるとは知ってはいましたが、あくまでも漠然としたイメージでしかありませんでした。なので就職活動を行っていても、自分が扱いたい製品は何かが絞れずにいました。
そんなときに、DMでコダマの存在を知り、CAD/CAMに興味を持ちました。「見つけた!これだ!!」という感じ、自分の中でもやもやしていた像がキューッとクリアになって見えてきたんです。CAD/CAMを扱うことは、日本の製造業全体に関われる仕事であり、製造業が抱える問題を解決する手助けができるという仕事が非常に魅力的に映りました。社長の最高のサービスについてのお話が入社を決意した大きな要因になっていると感じています。
大きく分けて、「サービス」、「営業支援」、「製品化」という3つの仕事をしています。「サービス」では、製品を導入いただいたお客様に対して、導入効果がすばやく訴求できるように、テレフォンサポート業務や、立ち上げ支援コンサルティングを行っています。テレフォンサポートは技術部の担当が日替わりで担当し、毎日様々なお客様から来るご質問への対応を行います。私は、メンバーがお客様への対応が適切に行えているかをチェックするサポートリーダーを務めています。立ち上げコンサルティング業務では、担当したお客様の専属の技術担当として、製品の導入から導入効果を訴求できるようになるまでお客様と一緒になって取り組みます。
「営業支援」では、導入前のお客様へのシステムの提案を行っています。現状お客様が抱えている問題点を営業担当と一緒にヒアリングを行い、お客様の抱える問題がどのように解決できるかをデモンストレーションや、お客様のデータを用いたベンチマークテストで説明します。
「製品化」では、開発元へユーザーからいただいた要望を送付したり、ユーザーがトレーニングで使用するガイドの作成などを行っています。弊社の扱っているTopSolidというCAD/CAM製品はフランスのメーカーが開発した製品のため、日本の市場での要望を伝えることは、弊社の大きな役割です。全ての仕事に共通することですが、お客様の立場に立ってサービスを行うことが最高のサービスの実現には必要不可欠です。そして、お客様の立場に立つためには、お客様のニーズを正しく理解する必要があります。お客様のニーズを理解するためには、お客様の業務フローや作業内容を理解する必要があります。
こういった知識は日々のお客様へのサポートやベンチマークなどで培いますが、弊社のユーザーの業種は多岐にわたります。何か不明な点が出てきた場合は、先輩社員やお客様に教えていただき、自分の知識を増やしていくことが課題です。
日々のサポートや、コンサルティングでお客様から「今まで出来なかったことが出来るようになった」などの感謝の言葉をいただけることが一番のモチベーションになります。会社様によって抱えている問題は違いますが、ひとつひとつを確実にクリアしていくことで、日本の製造業を活性化することに繋がります。
単純に製品を買っていただくことが目的ではなく、お客様の抱える問題を解決するためのサービスを提供できることがやりがいです。今後の目標は、開発元との交渉などで、日本市場の話ができる技術になりたいです。
もちろん「笑顔は絶やさず!」基本ですね…